株式会社ジャスマックの重光と申します。
南青山4丁目に位置する当社の本社を、もっと有意義に活用できないかと模索しております。
具体的には、将来に役者業やお笑い芸人を生業としたい方の、経過地点として位置づけることはできないか、というものです。
いわゆる「売れたい」方々を、見つけやすい場所と化すことができたら嬉しいです。

放送作家のヒロエトオルさん[Twitter]と、THE ROB CARLTONのTaiyo Murasumiさん[homepage]、西垣匡基さん[homepage]に相談をさせていただきました。

青山本社_1階

青山本社_地下1階

はじめに

私は業界に素人で、客として舞台や映画を観る立場の他に、役割を担ったことがありません。
一般的に、自らが演技をすることで客の心を揺さぶって収入を得るまでの過程は、オーディションに多数回エントリーをして、役をもらうなどで、人々に知ってもらうまでは、本業としたい役者業や、お笑い芸人として発露する以外の方法で、生活をする収入を得ているのかも、定かではありませんでした。

十数組の、テレビなどで見慣れないお笑い芸人さん達が、漫才を披露する舞台をワンコインで観劇したことがあります。お客さんは20人程度でしたので、客の数より多い舞台に立っている芸人さんたちは、ここでおそらく、そこまでの収入を得ていないのだろうと慮りました。

業界を知らない私でも、”AKB48”の仕組みを、インターネット等で見聞きしたことがあります。
アイドルに馴染みのなかった人が客になって、「推し」とした対象のCDやグッズを買うなど、金銭的に応援することで、より没入し、独り占めにせず、その「推し」が勝つために、その輪を広げることに能動的になる心理などを分解したようなものでした。

アイドルを好んだ経験が個人的にはないのですが、小さな箱で客がまばらだった頃を知って、応援して、紅白歌合戦で歌を披露する様をテレビ越しに鑑賞したら、心が踊るだろうことは容易に想像できます。

ジャスマック青山の着想

演じている時間が価値となって、その対価となる時間あたりの収入が増えていくとすれば、その役者さんたちの人生における黎明に、ジャスマック青山を位置付けることはできないものかと考えています。

これは、おこがましい発想と理解します。「誰かの一助になりたい」「役に立ちたい」という思いが根底にあるからです。この、おこがましい発想は恥ずかしいことを知っています。覆すために、営利を正しく求めて、事業と成るべきだと考えています。

今回のご相談では、ジャスマック青山が休館日であることが多い日曜日を除いた日のスケジュールを、前もって押さえることが難しいということに焦点が当たりました。当館は、映画やテレビドラマの撮影等に1時間44,000円で、お使いいただいております。1日で14時間のご利用を賜ると、616,000円の日商になります。このご予約は、数ヶ月先など前もって予約をしていただけることが多いです。つまり、多くの日曜日を除くと、例えば『今から10日先』であれば予約が入る可能性が低いです。

10日先 芝居小屋化

この『今から10日先』を活用する『芝居小屋化』の方法はないかと、一考したいです。
つまり、『集客期間が10日間しかない』ということです。
概ね劇団は、3ヶ月以上先の公演日を目指して、集客に勤しむそうです。

今日決めた10日後を公演日とするなら、『所属』という形態を取るかも検討が必要ですが、役者がそんなにすんなり揃うのか、いくらなんでも初めての演目は不可能ではないか、という壁が立ちはだかります。

3人が同じ役を演じることができれば、『10日後の公演』でも開催できるのでは・・・
いやいや、そもそも、集客できる、チケットが売れる仕組み作りが先なのではないか・・・
3ヶ月以上先の初公演でさえ、満館にするための仕掛けが必要でありながら、そんな、10日後なんて・・・
いっそ、コントと漫才だけにして、客を呼べるゲストを入れたら・・・

今回は、ここまで進捗しました。お三方が、この機会を面白がっていただけていたら、と願っております。

わたくし個人であれば、所有することができないであろう、南青山4丁目の所在する、うちの本社は、『うちの会社が能動的でありさえすれば、実現できることがあるのではないか』と、今はまだお出会いさせていただいたことがない方々を巻き込んで、多様な知見が混じり合って事業化はできないかと想起したものです。

本項をお読みいただき、巻き込まれてもよい、という方は、ご連絡をお願い申し上げます。