第12回
2019/6/17
放送
マゴノテミッケ ~古藤編~
マゴノテの長崎ミッケはこちらからもお聞きいただけます
長崎の街は海を取り囲むすり鉢状。カクテルグラスのよう。鍋冠山に登れば、誰でもコップのふち子さんになれる、そんな長崎の街がぼくは好きです。
あれれ、
なんかいつもと文体が違うよ。
そう思ったあなたは、ミッケ通。
古藤です。
▲古藤 望
前回に引き続き、
マゴノテを掘り下げよう!という、今福プレゼンツの超闇回。
▲今福 慎太郎
これを聞いてる長崎の方からすれば、
知らない奴らが長崎の知られていない場所をミッケする。
まぁ、まだこれはわかりますよ。知らないとこ、モノをミッケる、とは言え、皆さんからしたら馴染みのある長崎の内容ですもんね。
一方、
問題は今回。
知らん奴のパーソナル、
もっと知らん。知らん×知らんは、知らん。
ただね、ここまできたら、知らんついでにぼくたちの事、少し知ってもらいたい気もするかも!
ぼくたちは孫のような存在になりたいと自称しているのですが、そこから決してオレオレ詐欺とか振り込み詐欺的な臭いを感じないでほしいのです。
もともとは、福祉施設なんかでちょっと時間をもらって、いろんなゲーム企画を一緒にやったり、ちょっとお芝居したり、そんな事を細々とやっていた訳です。
世代の違う人と接するのはとにかく新鮮で、例えばジェスチャーゲームなんかを人生の先輩とした時、ピストルを撃つ動きがあったんです。そしたら、構え方がむちゃくちゃ本格的で。
「○○さんは軍隊の時になぁ~」とか周りからヤジが飛んできたり。
背景が違う人と関わるのはとにかく、楽しい。
関西で生まれ育ったぼくが、こうして長崎でいろいろなモノをミッケるのも、どこか同じようなワクワクがあるのです。
ただね、
大学で出会ったぼくたち2人。
いまだに、むちゃくちゃ気まずいんです。
15年の割りに。少なくともぼくはね。
15年前に出会ってずっと、なにやらいろんな腹の探り合いをしてるように思います。
まだ会ったらぼくは西垣さんに緊張しますし、「ちょっと太りました?」とかもまだまぁまぁ、ドキドキしながら言います。
西垣さんが偉そうな先輩だからではなくて、むしろその逆だからかもしれません。
怒られた事は1度もないし、西垣さんはなにしろ一人称が「ぼく」です。
ぼくも、こういった文章だから、「ぼく」と自分を呼んでいますが、普段はオレとか言ったりするんです。
でも、西垣さんは15年間ずっと「ぼく」です。 一緒にいる時は「ぼくら」ですし、人に「おまえ」とかも言いません。
「その靴カッコいいな」とかも、出会ってすぐ言わない。朝から会ってるとすれば、夕方くらいにポツリと言ってくる。
だけど、「朝からこれ履いてるし!」とかぼくも言いません。「あーありがとうございます」です。
こないだ、このラジオを録る日、一足先に長崎空港にぼくが着いて、みんなで西垣さんが出てくるのをまってたんです。
アロハシャツとサングラスでの登場に、一瞬とても迷いましたが、あまり斬り込めませんでした。
▲西垣 匡基
伝わりずらいかと思いますが、ぼくの知る限りでは、確実にそんなんじゃないんです。
そら、今は東京、大阪で離れているとは言え、たぶんですけど、部屋にはサングラス×1、アロハ×1しかないはずなんです。それを両方身に付けて現れたんですから、ほんまはもっと言った方がいいと思うんです。EXILEの感じのグラサンじゃなくて、オノ・ヨーコの感じのグラサンやし。絶対に言った方がいいと思うんです。
一応は、言います。
「なんですか!その格好!」とか、明るめに。
でも具体的にグラサンがどうとか、アロハ、高木ブーじゃないですか。とかは言えないんです。
どこか、本気でやってたらあかんし。と思います。いや、きっと本気でしてはるんです。それでいいんですけどね。
そしたらやっぱり、
夕方くらいに
「このアロハよくない?」て、車の後部座席で聞いてきますし。
「あっぶね~!!!!」
ですよ。
そっちやったかー!!!!!!!!
良かったー!
です。
これを読んで、次会った時、夕方にこれに触れてくるか、はたまた初めて怒られるかドキドキします。
では、
どうぞ。
再生、ポチ!
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ロケ地:DiningBar T’s
- 長崎市船大工町3-13 1F
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大変美味しかったです!
ご協力、ありがとうございました!!