第16回
2019/7/15
放送
塔の下でラジオトル<佐世保・針尾送信所>
マゴノテの長崎ミッケはこちらからもお聞きいただけます
くびが痛いくらいに目線をあげた先にはこれ
針尾送信所です。
海岸沿いに、天を突き刺すようにそびえ立っている塔は、
悪夢を見ているようです。
さてさて針尾送信所の情報は全くと言っていいほど、
「今福」だったので、看板がたくさんあって助かりました。
今福…【いまふく】〔名・副詞〕
情報がないまま場所を訪れるさま。
例)
-のまま来たので、道に迷った。
この場所に-で来るなんて、裸で雪山に登るようなものだ。
情報がないまま場所を訪れるさま。
例)
-のまま来たので、道に迷った。
この場所に-で来るなんて、裸で雪山に登るようなものだ。
針尾送信所の看板の解説では、
前方に見える三本の塔は、
1922年(大正11年)旧海軍の手によって4年の歳月と1555万円(現在の金額で約250億円)の費用をかけて建設されたもので、高さが136m、塔の回りが38m、間隔が300mあり、正三角形となっている。
太平洋戦争開戦の口火を切った極秘電『ニイタカヤマノボレ-208』は、この送信所から発信したと言われている。
とありました。
その話を踏まえて今一度みると、圧迫される感覚がありますね。
苦しい純文学の表紙になりそうなビジュアル。
ダークツーリズムとして観光の方がちらほらいました。
迎えてくれたゆるキャラも怖い。
今では内部の公開もされている。
吸い込まれるような高さがある。
長崎ミッケの旗を持って中に入るような場所ではない。
けど、平和が訪れたことのあかしなのかもしれない。
さてもう一つ見所がありまして、
電信室です。送られてきた信号を変換する部屋ですね。
現在ではつたが絡まっていて、しーんとしています。
甲子園のつたの話をしだす関西まるだしの古藤。
ダミ声が施設内にひびく。
平和をかみしめて笑って帰る。
打ち切り漫画の最後のページみたいな写真。
(※編集注:嘘です)