第23回
2019/9/2
放送
リアルアポなし旅
<老舗菊水 大徳寺@長崎市>
マゴノテの長崎ミッケはこちらからもお聞きいただけます
銅座の大徳寺の階段の下で収録を開始しはじめました。
ラジオ営業マン今福さんぜひここの坂を登って、
景色を堪能してほしいとのこと。
けっこうな坂でございました。着くとなんとも不思議な光景が。
お寺がないんですね!
長崎では有名な七不思議の一つらしいです。
寺もないのに大徳寺。
僕や古藤くんがへぇ、ほへぇ~と驚くもんだから、
満足げな今福さん。
これだけではないです!
今福さんは、老舗の菊水さんという
お餅やさんに、案内してくれるそうです。
だけどアポをとっていない!
ラジオが行くとも行っていない。
なんでや。
おそるおそるちかづく。
たまたま通りかかった風をよそおう。
ここに来たかったのに。
快諾してくれた!お母さんがいい方でほんとによかった。
目の前でこねて焼いてくれる。
こういう挟むフライパンみたいなのでぎゅう~~とする。
するとお米のこげた香ばしいかおりが鼻をくすぐる。お腹がきゅっとなる。
出来上がり!
美輪明宏さんは、このすぐ近くのご出身で、
帰ると必ず訪れるという。
もぐもぐ食うてる古藤。
マイクはもう置いてしまっている。中にあんが入っている。
こういう食べ物がよく懐かしい気持ちになるものだが、ならなかった。
それは他でも食べたことのないものだからだ。
あんこに餅をくるんで焼いたものが、僕が食べたことがなかった。
かなり甘いもの好きなのに!だから和菓子屋でバイトしてたのに。
ど真ん中がガラあきだったのだ。
アポとってないことを攻められ、
こんな顔になってしまった。
ごめん!結果オーライだったよ。
長崎の方とお話しをして長崎弁を聞きたいというもの達成できたし!
お母さんは長崎の生き字引のような方だ。
明治20年からこのお店がある。
長崎が今のようになる前、ここからは海が見え、
喫茶店が少なかった当時はみんなここを喫茶店のように使ったそう。
さらに戦時中は体力をつけるとき、この餅は重宝されたらしい。
近くには大きな木が祀られていた。
何か妙に落ち着いて懐かしくなる気がする。あと心も洗われた気がする。
美輪さんが来ていると聞いたからかもしれないけど。
のんびりした夏の日を過ごさせてもらった。
僕らが通ってきた長崎ミッケの観光地は結構オススメだ。
ハウステンボスもいいけど、こういう場所と時間こそミッケらしい。